まず、とてもシンプルでありながら、人の遊び心を立ち上げ、ユニークな自分に気づかせてくれるタクトさんのワークショップから。
チームに分かれ郵便ポストを擬人化し、その未来を考えることから始まる。
それぞれのアイデアはメンバー同士の刺激の中で、さらなるアイデアを生み出すことによってつながる。
これによって、頭も体もほぐれていくよう。
次に何を擬人化するのかと思えば、なんと!フラワーエッセンス。
私たちは、フラワーエッセンスという花が発信する情報に、人の美徳と弱さのバリエーションを学んできた。
彼女たち(花のディーヴァ)は、物理的制約に束縛されず、自由にただ発信し、存在する。
このワークでは、人は自らを身体(物理的肉体)に閉じ込め、思考の限界と感情の束縛を作り出しているから不自由なのだということを浮き彫りにした。
けれども、幸いなことにフラワーエッセンスの自由さを我々は取り入れることができる。
ただ、フラワーエッセンスのボトルは歩いて必要な人の元に行くことはできない。擬人化が必要。
想像してみてほしい。
花ののディーヴァたちが未来、どのように我々人類を物理的に、精神的に解き放つことができるかは、いま現在フラワーエッセンスに取り組む私たちの意識と行動にかかっている。
私たちプラクティショナーは、フラワーエッセンスが流れていこうとする方向に自らの身を置いてみてはどうだろうか?
あたかもゲームに加わるように、ディーヴァからパスを受け取ったら、フラワーエッセンスを遥か彼方の誰かにパスしよう。
そして、すぐにまた他の方向に次のパスを送るのだ。
やがてそのパスは網目のように美しいフラワーロードを作るだろう。
もうそのゲームは始まっている。いつからでもどこからでも参加できる。誰の許可もいらない。
こんなことをあたかも映像を見るように考えていると、すぐにテトラエル教授の天球の音楽が始まる。
濃い密度の中に入り込み、かつ宇宙大の空間に想いを馳せる、古代から未来へと出入することを求められるような内容。
気楽に聞いているわけにはいかない心地よい緊張とワクワク興奮の圧巻の3時間。
受け手の素養がある程度求められる。
他ではできない内容ということらしい。
もちろん、ここに書き記すことは難しい。
ふんわり暖かなタクトさんのワークショップで安心して意識ができていました。これは重要なこと。
繋がっているのです。タクトからテトラエルへと。
ご一緒した方々の中には、いいえ、ほとんどの方は、そんなことだっけ?と思うかもしれません。
体験や感想はすべて個人の主観です。
私たちはこの日同じ体験をしたと思っていますが、実はそれぞれが別々の夢を見ているのです。
その夢が、自分自身なのです。
タクトさんを見ているのでも、テトラエル教授を見ているのでもないのです。
色即是空空即是色。
私たちは日々夢の中です。
お互いに良い夢を見ましょう。
ELS代表 若狹由美