近縁種の開花情報 セルフヒール

 

《セルフヒール》

シソ科ウツボグサ属 〈学名〉prunella Vulgaris

〈別名〉ヒールオール、コモンセルフヒール

〈和名〉セイヨウウツボグサ

〈生薬名〉夏枯草(かごそう)

 

ウツボグサ(靭草)

〈学名〉prunella Vulgaris L.subsp.asiatica(nakai)H.Hara

アジアに分布するセルフヒールの亜種になります。薬草です。

 

セルフヒールは、初夏に開花します。

花穂は角ばった円柱形で、花は螺旋状に下から上へと咲いていきます。

開花が進むと、花穂は伸びて長くなります。

花が終わると、花穂は茶色く枯れたような姿になります。

 

 

セルフヒールは、薬草としてヨーロッパではローマ時代から、中国や日本でも生薬として古くから使われています。

フラワーエッセンスとしてのセルフヒールは、自分の内から湧き上がる生命力を信頼し、自己治癒力を高めるのを助けてくれます。

 

シソ科の植物の特徴に、精油成分を含むことが挙げられます。

精油といえば、ラベンダーなどの香りが代表的ですね。

シソ科のFESフラワーエッセンスである、ラベンダー、ペパーミント、セージ、ローズマリー、バジル、ヒソップは、どれも香ります。

しかし、セルフヒールは微量にd-カンファーなどの精油成分を含みますが、香りません。

 

香りは虫から身を守る手段でもあります。

香りで防御しないセルフヒールの葉は、バッタに食べられてしまいます。

特にかかりやすい病気はなく、ハダニがついても重症化しませんが、ストレスになる環境とバッタには弱いようです。

 

セルフヒールの姿は、人が立っているように見えます。

花穂は枯れたかのようでも、葉は青々としています。

その花穂は、薬として人間を助けてくれます。

その強さは、ヤローのように他の植物も守るわけではなく、虫から身を守ることもせず、ただ自分の強さを信じて生きようと言っているようです。

 

植物観察担当:佐々木 編集:箭内

 

セルフヒールについて、詳細な植物観察レポートをELSフラワーエッセンススクールHPの「フラワーエッセンスの花図鑑」

に掲載しております。ぜひご覧ください。