6月のフラワーエッセンスの花 近縁種の開花情報 その3

《イブニングプリムローズ》

〈和名〉待宵草(近縁種)

観覧温室の昼夜逆転室に咲いています。

 

このマツヨイグサは茎が細く、子供のころ見たものと印象が違いました。

 

花は黄色で、ハート型の花弁が4枚です。

 

イブニングプリムローズは別名、フッカー(人名)のイブニングプリムローズと呼ばれ、

学名がhookeri以外にelataとも言われます。

香りがあり、大型でハチドリにより受粉します。

 

 

《デューンプリムローズ》鳥籠月見草・FESレンジオブライト

〈和名〉月見草(近縁種)

昼夜逆転室に月見草も咲いていました。

 

月見草も待宵草も同じマツヨイグサ属で夜咲く花です。

夜明け前になると、月見草の花の色は白からピンクへ、待宵草は黄色からオレンジ色へと変化します。

 

デューンプリムローズはロゼッタ状に砂地に咲き、蛾により受粉します。

受粉後は枯れ、ロゼッタ状に広がった茎が中央に向かって湾曲した姿が鳥籠そっくりで、

"バードゲージ イブニングプリムローズ"鳥籠月見草など、いくつかの呼び名があります。

 

ちなみに写真の近縁種の月見草は動いて自家受粉も、するようです。

 

 

ワイルドガーデンにヒルザキツキミソウが咲いてます。

近縁種なので、やはりハート型の花弁が4枚です。

 

植物観察担当 佐々木