今回はFESのRange of lightのレッドバッドについてです。
学名は、Cercis occidentalis
別名ウェスタンレッドバッド。カリフォルニアレッドバッド とも呼ばれます。
花期は春。桜が咲く頃です。
5月には豆がなっています。
レッドバッドは、日本ではハナズオウが近縁種です。
京都府立植物園にはハナズオウ 学名Cercis chinensis(写真*1~5)と
アメリカハナズオウの園芸品種〈C, Canadensis "silver cloud"〉や、
園芸品種のハナズオウ(と思われる)があります。
マメ科なので豆がなります。
ハナズオウの豆(*6)と、園芸品種のハナズオウの豆(*7)です。
植物園にはありませんが、
西洋ハナズオウ〈C,siliquastrum〉は"ユダの木"とも呼ばれます。
イスカリオテのユダが首を吊った木だからです。
ハナズオウ属は北半球の温帯に分布しています。
写真を見てわかるように、木全体に花が群がって生えています。
ピンクやマジェンタのカラフルな花は、たいへん目立ちます。
フラワーエッセンスの調和が崩れた時の定義が、そこに現れているように感じます。
レッドバッドの葉は、花が終わる頃に、ハート型の葉をつけます。(*1)
そして緑のさやの豆が付き、次第にその色は赤紫に変化していくようです。
ハナズオウは学名がシネンシス、中国のものと思われます。
圧倒されるほど根元近くまで花で覆われています(*2)。
カリフォルニアレッドバッドは、それよりはわずかに控えめに思います。
園芸品種のアメリカハナズオウは、花も小さく、群がっていません(*3~5)。
葉も白い班入りです。(*6)
白いハナズオウもありました。(*7)
印象はまるで違います。
桜に負けないゴージャスなハナズオウは京都府立植物園の桜園の中にあります。
植物観察担当:佐々木
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ささき (水曜日, 30 5月 2018 19:04)
掲載ありがとうございます。
京都府立植物園の大きなハナズオウの木の迫力を少しでもお伝えできればと思います。