クインス
和名:木瓜(flowering quince)
学名:Chaenomeles speciosa
バラ科バラ目ボケ属
ボケの花は、五芒星です。
実は、瓜に似て香りよく美味しく、ジャムや果実酒にされます。
(私の母は、ボケの実で果実酒を作った記憶があると言っていました。)
学名の意味はChaino(大きく裂けた)+melon(りんご) speciosa(美しく華やか)ですが、実は裂けてはいないので、命名者の勘違いで名付けられたようです。
写真は、京都府立植物園の様々な木瓜です。
表示がなかったため正確な学名はお伝えできませんが、樹木係の方に園芸品種のボケと確認しておりますので近縁種としてご紹介します。
また、ボケは接ぎ木できる強い木ですが、大気汚染には強くないようです。
若い枝には褐色の毛があり、小枝には刺があります(写真1、2)。
ボケの花言葉は「先駆者」「指導者」「妖精の輝き」「平凡」とあります。
フラワーエッセンスとしてのクインスは、女性性と男性性、愛と力、バランスといったキーワードがあります。
入り組んだ枝ぶりと刺、可憐な花と香りよい果実。
丸みある葉の淵は少しぎざぎざしています。
女性性と男性性の両面を持つ植物に感じられました。
植物観察担当:佐々木